世界中の人々とオンラインゲームをプレーする人にとって英語はもはや必須です。しかしながら海外のゲーマーはスラングを多用します。そこでネトゲで使われる英語のスラングをまとめてみました。
1. Glass cannon
「グラスキャノン」
攻撃力が高く、防御力やスタミナに欠けるキャラクター。直訳すると「ガラスの大砲」という意味ですが、ポケモンやモンスターハンターなどでも使われています。
The Blaster (City of Heroes) and Red Gazelle (F-Zero GX) are glass cannons. ブラスターとレッド・ガゼルはグラスキャノンだ。
2. Tanking
「タンキング」
スタミナ、防御力の高い強いキャラクターが味方のために壁役、防御に徹する役になる行為を言います。またその役を担う人のことを「tank」と言います。タンクのように攻撃を受けてもびくともしないことから来ています。
My friend was tanking the enemy attacks and having his team run away. 友達が敵の攻撃をタンキングして、味方を逃がしてくれた。
3. Crossplay
「クロスプレー」
自分の性別とは違う性別のキャラクターを使ってゲームをプレーすること、または異性のキャラクターになりきってコスプレすることを言います。
「crossdress(男装する/女装する)」と「cosplay」を合わせた造語です。
That guy with Card Captor Sakura costume is doing crossplay. カードキャプターさくらのコスチュームを着ているあの男はクロスプレーしているんだよ。
4. White mage
「白い魔法使い」
仲間を魔法などで癒す役割を果たすキャラクター。ドラクエでいう僧侶のようなキャラクターのことを指します。「mage」は魔法使いを意味します。
5. Kiting
「カイティング」
ヒットエンドラン方式で攻撃を加えては逃げ、また攻撃しては逃げる作戦、あるいはその行為を指します。まるで凧(敵)を自分のほうに引いては放す動作から来ています。
Hey I was just kiting that monster. へへ、あのモンスターをカイティングしてやったぜ。
6. The cake is a lie.
「約束(言ってたこと)は嘘だった」
大人気パズルゲーム「Portal」で使われるフレーズ。ゲームをクリアしたらご褒美にチョコレートケーキがもらえるという設定になっているものの、プレーヤーはいつになってもケーキがもらえないことから、約束が果たされないことをゲーマーたちは「ケーキは嘘だった」というようになっています。
実生活でも使う人もいます。
Sorry, the company is making some cut-backs; no raises this year. 会社は経費削減するから、今年の昇給はないってよ。
So the cake is a lie. ってことは約束は嘘だったってことだね。
7. Get rekt
「ボコられる」
相手にこてんぱにやられる、負ける、などを意味する言葉。
I just got rekt by my opponent. 対戦相手にボコボコにされたよ。
8. Ganked
「リンチされる」
gang killの略語。大勢のキャラクターに一斉に攻撃を受け、死ぬことを言います。
I went to fight that dragon and got ganked by a gang of monsters. あのドラゴンと戦おうとしたんだけど、モンスターたちにめった打ちにされたよ。
9. Bio
「トイレタイム!」
biological breakの略語。直訳すると「生物的な理由の休憩」を意味しますが、トイレ休憩やトイレタイムを意味します。
10. Aggro
「アグロ」
aggravationの略語で、攻撃的、積極的に攻めてくる敵を意味します。大人数でやるオンラインゲームでよく使われます。
aggro rangeといえば、「敵の攻撃を受けるレンジ」を指し、aggro radiusも「攻撃を受ける範囲」を指します。
また、aggro chainというと、「敵がチェーンでつながってるかのようにほかの敵を連れてくること」を意味します。
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