レゲエなどで使われるジャマイカ英語スラングまとめ

ジャマイカといえばレゲエですが、レゲエではたくさんのジャマイカンスラングが使われます。ジャマイカのスラングは多くの場合、アメリカ人にも通じないぐらい意味や使い方が異なります。そこでレゲエ王国ジャマイカのスラングを紹介します。

1、A mi fi tell yu

「その通り」、「そうそう」

That’s rightに値するフレーズです。相槌を打つとき、相手に同意するときに使います。

2、Ah sey one

「いいね」、「格好いいね」、「イカしてるね」

アメリカ英語の「cool」に値するジャマイカンスラング。興奮、喜び、楽しみなどを表現する言葉です。

3、Babylon

「パビロン」

警察、国家、権力などを意味するスラング。日本のレゲエ曲でもよく使われる単語です。愛と平和と自由などについて歌われるレゲエでは、しばしば権力に対する仕組みに対して批判されますが、そのときに使われる単語がbabylonなのです。

4、Ben

「怒ってる」、「悲しんでる」

upsetと同じ意味を持つジャマイカの表現。

Why yuh so ben?  なんでそんなに怒ってるの?

5、Big up

「いいね!」、「万歳」、「頑張れ!」

応援、賛辞、リスペクトなどを贈るときに使われるジャマイカン英語。最近ではアメリカなどでもミュージシャンの間でよく使われます。

Big up to all these homies in da house. ここにいる同朋のみんなにリスペクトを贈るぜ!

6、Feel no way

「気にしないで」、「怒らないで」

アメリカ英語でいう、「no offence 気を悪くしないで」に相当する表現。何事もリラックスして捉えるジャマイカ人がよく使う言葉です。

間違いを犯した相手に「Don’t worry」のニュアンスで使われることもあります。

Sorry. I’m late. 遅れてごめんなさい。

Feel no way. 気にするなよ。

7、Irie

「アイリー」、「最高!」、「楽しい!」、「気持ちいい!」

良い気分を表す単語。feel greatに相当する言葉です。「最高だ!」といった掛け声にも使われます。

Everyting is irie!  全ては最高だぜー。

8、Jah guide

「さよなら」、「神のご加護を」

別れの挨拶代わりに言うスラング。Jahとはラスタの神様を指し、レゲエの中ではしばしば言及される存在です。Jah guideとはつまり「ジャーの導き」を表現し、神様のご加護がありますように、といった意味合いがあります。

9、Jahno (Jah Knows)

「神のみぞ知る」、「誰も知らない」

God knowsに相当するジャマイカンスラング。「ジャーのみぞ知る」という意味になります。Only Jah knowといったりもします。

Jahno what’s best for people.  人々にとって何が最善かは神のみぞ知る。

10、Mawga

「痩せてる」

skinnyに相当する単語。痩せてる人に対して使われます。

Those boys are too mawga. 少年たちはガリガリだ。

11、Mash it up

「上手くいくといいね」、「グッドラック」

相手に幸運を祈るとき、応援するときなどに使います。上手くやれよ、成功するといいね、などのニュアンスになります。結婚式、イベント、大事な日を控えた人などに対して言います。

12、Likkle more

「またね」、「じゃあね」

See you laterに相当するジャマイカの表現。友人同士でよく使われます。

Alright brother. Likkle more! じゃあブラザー、またな。

13、Chaka-Chaka

「散らかってる」、「片付いていない」

messyに相当するジャマイカの単語。しばしば「クオリティーの低い」、「チープな」といった意味合いでも使われます。

Son, your room is so chaka chaka, clean it up!! 息子よ、お前の部屋はごちゃごちゃじゃないか。片付けろ。

14、So di ting set

「そういうもんだ」、「それが現実だ」

That’s the way it isのジャマイカ式表現。どうにもならない状況、仕方ない物事などに対して使われます。

15、Big man ting

「大人の事情だ」、「大人の問題だ」、「子供が口出す問題じゃない」

子供の入る隙はない問題、これはマジな話だ、といったニュアンスで使われるスラング。ジャマイカ英語でtingは「thing」に値します。

Shut up! We are dealing a big man ting. 黙れ、ガキが割り込んでくる問題じゃない。

16、Pickney

「子供」、「キッズ」、「ガキ」

kid、childなどの同義語。ジャマイカでは頻繁に使われます。

Those pickney are very naughty, they must be punished. あの子供たちは行儀が悪い。罰を与えないと。

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