同じ英語でも黒人の同士で使われているスラングは、ほかの人種が理解できないことが多々あります。そこでアメリカの黒人がよく使う英語のスラングを紹介します。
1. Swag
「格好良く振る舞う/スタイリッシュに振る舞う/自信満々に振る舞う」
格好良く見せる、スタイリッシュにきめる、またそれを理由に自信満々な素振りを見せる、などの意味を持つスラング。
体を左右に揺らして歩く(sway/swing)が語源で、自身満々の素振り、格好いい態度などを表します。使い方によってはstyleなどと同義語で使われる場合もあります。
That guy’s got swag. あの男はスタイリッシュだねえ。
2. Bednot
「~すべきじゃない/~しないほうがいい」
better notをモジった造語。主にインターネットやSNSで使われます。
IF YOU SNEAK DISSIN YOU BEDNOT RUN INTO ME
— Harmony Perilloux (@Harmonyravenn) 2017年11月10日
「もし隠れて俺のことをディスってるなら、俺と遭遇しないほうが身のためだぜ」
3. Sholl
「もちろん/確実に」
sure、またはsure willを略した造語。確実に~だ、もちろん~になるだろう、といったニュアンスになります。
So you think that girl is fine? あの子はいい女だと思うか?
Hell yeah i sholl do! ああ、もちろん思うさ。
4. Swerve
「どけ/どこかへ行け」
get outやgo awayなどの同義語です。消えろ、去れ、どこかへ行け、うぜえ、といったニュアンスがあります。ヒップホップの歌から流行したスラングです。

I missed you!! 寂しかったわ。
I don’t care. Swerve. 知ったこっちゃねえ。どきな。
5. Sweekin
「私たちが~できるように」
So we can~の略語。「スウィーキン」と発音します。ネットではこのような書き方をする人が多くいます。
Hey, can you move your car sweekin we can fit in there? ねえ、俺たちの車を入れるために君の車を動かしてもらる?
6. Ioneem
「私は~すらしていない」
I don’t even~の略語。
i just realized how much of a loner I am. lol ioneem care though cause I choose to be by myself most of the time.
— Blair Waldorf (@PerfectlyyBad) 2009年6月8日
「私ってどれだけ孤独なんだよって今気づいた。でもそんなこと気にしてもないわ。だってほとんどの場合、私が自分で選んでそうしてるんだから」
7. Talmbout
「~について話す」
talking aboutの略語。「トールムバウト」と発音します。会話でもネットで書くときにもよく使われます。
What are you talmbout? お前は何を言ってるんだよ?
8. Bofum
「(複数あるうちの)両方とも」
both of themの略語。それらの両方、それらの二つとも、などを意味します。
You want nike or adidas? ナイキとアディダスどっちが欲しい?
I want bofum. 両方だ。
9. Give me life
「最高な気分にさせる/大満足させてくれる」
満足感、悦に入っている状態を表す表現。主に黒人女性がよく使います。
How was the show last night? 昨日のライブはどうだった?
Beyoncé gave me life! ビヨンセは最高だった。
10. YOLO
「人生は一度きり」
you only live onceの略語。ラッパーのドレイクが使ったことがきっかけで黒人のみならず、白人の間でも流行ったスラングです。
You only live once, that’s the motto…YOLO. 人生は一度きり、それがモットーだ。YOLO。
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