同じ英語でもアメリカとイギリスでは使われる言葉や表現が異なります。そこでここではアメリカのスラングにフォーカスして様々な俗語を紹介します。
1. Cool
「いいね/格好いいね/最高だね」
本来は「涼しい」、「冷たい」などを表す言葉ですが、現在では「いいね」、「最高だね」、「すごいね」といった意味合いで使うことが当たり前になっています。アメリカ人が最もよく使う口語の一つです。
That new bike is cool. あの新しい自転車は格好いいなあ。
2. Awesome
「いいね/最高だね/素晴らしいね」
何か、誰かを称賛するときに使うスラング。coolと同じような使い方をされます。
That movie was awesome. あの映画は素晴らしかった。
3. babe/bae
「ベイビー」
恋人、愛人、パートナーなどを呼ぶときに使うスラング。男性でも女性でも使うことが可能です。最近ではBae(before anyone else 誰よりも大切な人)と呼ぶことも多くなっています。
Baeはファレル・ウィリアムスの歌などで使われて一般に浸透していた経緯があります。
4. Dude
「ブラザー/ねえ/やあ」
主に男性を呼ぶときに使うスラング。友達同士や相手の名前が分からない人などを呼びときなどによく使われます。
Hey Dude, what’s up? ヘイ、ブラザー、調子はどうだい?
5. Dis
「ディスる」
相手を侮辱する、非難する、などの意味を持つスラング。多くの場合、動詞として使われます。
Are you dissing me? 俺をディスってるのか?
6. Ripped
「筋肉の付いたいい体をしている/体が鍛えあがっている」
筋トレをしていい体をした人、ジムで鍛えている人などに対して使うスラング。酔っぱらう、ハイになる、という別の意味もあるので注意が必要です。
Arnold Schwarzenegger was ripped back in the day. アーノルド・シュワルツェネッガーは昔いい体をしていた。
7. Bromance
「男同士の友情」
brotherとromanceを合わせた造語。同性愛ではなく主にストレートの男性同士が必要以上に仲良くしたり、ベタベタすることを揶揄した言い方です。
Every man needs a bromance in his life. 全ての男には仲のいい男友達が必要だ。
8. Gaydar
「ゲイ探知機」
誰かがゲイであるかどうかを見極める力、能力のことを指します。radarとgayを合わせた造語です。
My gaydar is never wrong. I can always tell if someone is gay. 俺のゲイ探知機は決して間違えない。いつだって誰がゲイかわかる。
9. Cram
「詰め込み勉強をする/直前に頑張って暗記する」
テスト前などに一気に覚えようとする勉強方法のことを指します。学生が前日に徹夜で勉強することなどを表すのに使います。
Craming for tests is less effective than studying far in advance. テスト前の詰め込み勉強は、前もって勉強するより非効果的だ。
10. Sick
「恰好いい/すごい/最高」
もともとは「病気になる」、「体調が悪い」などを意味する言葉ですが、スラングでは「格好いい」、「すごい」などの意味合いになります。
Dude, that song is so sick! ブラザー、あの曲は最高だったぜ。
11. Nasty
「格好いい/最高/やばい」
もともとは、不快な、汚らわしい、を意味する単語ですが、スラングでは「最高」、「やばい」など称賛するときに使われます。
Gary is nasty at basketball. ゲリーはバスケが最高にうまい。
12. No worries
「問題ないよ/心配いらないよ」
本来、Don’t worryというところを口語では「No worries」と言ったりします。何も問題ない、心配いらない、という意味になります。
Thanks for letting me borrow your pencil. 鉛筆を貸してくれてありがとう。
No worries. そんなのいいって。
13. Sure thing
「もちろん/当たり前だよ」
アメリカではsureにthingを付けるのが流行っています。もちろん、当たり前、当然、という意味になります。しばしば「ありがとう」の返答として使われることもあります。
Hey do you want to go grab lunch with me? 俺とランチでも行かない?
Sure thing. もちろん
14. I’m good
「結構です」
もともとは、「元気」などの意味を表しますが、アメリカでは相手のオファーを断るときにも使います。
Do you want seconds? お代わりはいりますか?
I’m good. いや、結構です。
15. I got this/I got it
「私がやります/私が引き受けます」
自分でできます、私がやります、などを誰かに伝えるときに使う表現。レストランでの支払いのとき、重いものを持つときなど、「私がやります」というのを宣告するときに言います。
You don’t have to do the dishes. I got it. You are my guest. あなたはお皿を洗わなくていいです。私がやります。あなたはゲストだから。
16. No way!
「嘘でしょ?/信じられない」
驚きの表現。信じられない、まさか、本当なの?といったニュアンスで使われます。
You won the lottery? No ways! That’s awesome! 宝くじに当たったの? 本当に! 最高だね。
17. That sucks
「ひどいね/最低だね」
ひどい、最低、散々、不運、などの意味を持つスラング。若者が友人同士などでよく使います。
I lost my wallet. 財布を失くしたんだ。
That sucks! 最悪だな。
18. For real?
「まじで?/本当に?」
信じられないこと、疑わしいことなどを確認するときに使う表現。「really?」や「seriously?」などと同じ使われ方をします。
Dude, i just got a new skateboard. ブラザー、新しいスケボーを買ったんだ。
For real? マジで?
19. What’s up?
「調子はどう?」
元気、やあ、調子はどう? などの意味を持つ挨拶。アメリカ人がカジュアルな場でよく使います。
Hey Whats up? ヘイ、調子どう?
20. Dawg
「ダチ/親友」
友達、親友を呼ぶときに使うスラング。犬、を意味する「dog ドッグ」から来ていて同様の発音をします。
Bryan is my dawg. ブライアンは俺の親友だ。
21. Fam
「ファミリー/仲間」
familyの略語で、仲間、家族、親友などを指します。「友達」のようなニュアンスで使われます。
Hey fam what’s up? ヘイ、みんな元気?
22. Woke
`「注意する/肝に命する/自覚する/高い意識を持つ」
もともとは、 動詞wake(起きる)の過去形ですが、スラングとしては形容詞のような使われ方をします。
To keep a healthy life, I stay woke. 健康的な人生を送るために私は自覚を持っている。
23. Throw shade
「ディスる/非難する」
誰かの反対意見を言う、批判する、非難する、などを意味する表現。主にSNSや公で批判することを言います。
Hopefully my post didn’t look like I was trying to throw shade. 私の投稿がディスったように見えないといいけど。

24. Goals
「憧れる/あんな風になりたい」
もともとは「ゴール」を意味しますが、その意味の通り、自分がゴールとしているもの、目標としているものに対して使うスラングです。通常複数形で使います。
Blake Lively and Ryan Reynolds are goals. ブレイク・ライヴリーとライアン・レイノルズのカップルは憧れだなぁ。
25. GOAT
「史上最高」
greatest of all time(史上最高)の頭文字を取った造語。「ゴート」と発音し、G.O.A.Tと書かれたりもします。しばしばthe G.O.A.Tと冠詞をつけることもあります。
Michael Jackson is the G.O.A.T. マイケル・ジャクソンは史上最高だ。
26. On fleek
「完璧/すごくいい」
perfectの同じ意味で使われるスラング。ユーチューバーやインフルエンサー発信で流行った言葉です。
My eyebrows are on fleek. (メイクのおかげで)私の眉毛は完璧だわ。
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